男性はほとんど化粧品は使用しませんよね?ファンデーションやパックや眉書きや…。ただ今の考え方として化粧品はそんなガチガチの女性者だけでなく、ごく一般的な男女兼用のものも指します。例えばわかりやすい例で言うと、「洗顔料」。分類すると、「あぶらとり紙」や「洗顔ジェル」「洗顔クリーム」など中学生や高校生のときによく使用したことがある人も多いはずです。
他にも男性化粧品と括られるのは、白髪染めや増毛化粧品、ニオイに対するケア化粧品なども当てはまるのでそこを勘違いされている男性が多いようです。ワタシも調べる前までは、イメージとして「顔パックとファンデーション…」といったものが頭に浮かんだので、こういった認識をされている人はまだまだ多いように感じますが、認識としては違うようです。
なので、「男性化粧品」というものは、「白髪染め、ニオイ消臭、化粧水、洗顔料、増毛、乳液、クリーム、日焼け止め」なども一括りで化粧品という枠に分類されます。昔で言うとこの洗顔料や化粧水や日焼け止めなどは男性では使用する機会があまり少なくなかったと思いますが、今では多くの男性が使用していると思います。やはり進化と共に男性への化粧品の普及率というのは上がっているようです。
さらに男性専用のスキンケア商品の市場というものは年々微量ながら以下のように推移しているようです。
男性化粧品の推移
引用元:㈱矢野経済研究所
これは2011年~2016年の国内の出荷金額の動向になりますが、少しずつ増えてきているというデータです。まだまだ市場のデータでは化粧品に関する興味が男女とも高いことになります。しかし、これはあくまで男女総合データです。なので、この一方男性の化粧品に対する意識や購入は増えているのかが気になります。それを調べていくとちょっと驚きの記事が…
メンズスキンケア市場の実態
メンズスキンケア市場はアジア、特に韓国が市場をリード。フィリップスの調査では、メンズスキンケア市場は2014年に2,800億円規模、2020年までにはその倍以上となる5,600億円に拡大すると予測されている。
引用元:http://news.mynavi.jp/articles/2016/04/14/skincare/003.html
このようにアジアを中心に男性用化粧品の市場は伸びているようです。そして、日本のデータだと残念ながら、まだ完全に調査をしているところがなく詳細がわからなかったのですが、男性用スキンケアの会社の売上比が前年の120%上がりの会社もあったりします。
しかし、産業経済症が調べた結果だと男性皮膚用化粧品の過去10年の出荷額を2003~2014年で調べてみると約2倍になっているようです。
どちらにせよ世界の市場がこれだけ伸びていくという予測があるということはおのずと日本も増える傾向であることは間違いないですし、現に近くのドラッグストアを見ても明らかに男性用の化粧品が増えているのは感覚レベルでも実感していることだと思います。
男性用化粧品の定義
男性化粧品というと、メンズスキンケアやメンズコスメなど英語で表すと2つの呼び名のようなものがあります。一説によると次のような例で表しているものもあるみたいです。
メンズコスメ
男性用化粧品の総称。1990年代まではヘアケア(シャンプー、リンス等)、ヘアスタイリング(ワックス、ムース、ヘアリキッド等)、ヘアカラー(酸化染毛料、酸性染毛料等)、育毛剤など毛髪ケア化粧品と、香りを楽しむフレグランスが中心であったが、プレステージ層を中心とした肌意識の高まりから、スキンケア(シェービング、洗顔、化粧水等)が注目されている。男性の肌は、女性と比較すると皮脂が約2倍と多いこと、髭剃りによる肌ダメージを受けやすいなど、特有の肌の悩みがあることに加え、女性と同様に乾燥や紫外線など環境の影響を受け、肌への負担が増大している。この男性特有の皮膚生理に対応したメンズスキンケア化粧品が販売されている。また、毛髪ケア商品の技術革新も進み、例えば、男性の悩みで常に上位に挙げられる「薄毛」に対応したより有効かつ安全な育毛剤(医薬部外品)が新たに開発、販売されている。これらの背景には「男もいつまでもかっこよくありたい」という要望の表面化があり、メンズコスメは新たな発展をみせている。
(三浦志郎 資生堂ビューティーソリューション開発センター所長 / 2007年)
引用元:https://kotobank.jp/word/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A1-187568
1990年代までは確かに、男性用化粧品というと主には”髪”に関する商品のラインナップが多かったようにワタシも感じます。そこから2000年代に入ると徐々にスキンケアである”顔”も含んだ商品も加わり消費が多く伸びたと感じます。時系列で考えると確かにそのように感じると思う方も多いかなという印象です。
ドラッグストアで並んでいる商品の多くも20年くらい前はあまり男性用コーナーの商品というのはほとんど設けられておらず、あったとしてもホントに棚に1、2列くらいしかなかったように思えます。それが今では5~10列程まで伸びているので認知度や購買者は増加しているんだなというふうに感じます。
男性用化粧品の購入方法
一般的には近くのドラッグストアで購入するのが一番ラクだと思います。しかし、ドラッグストアでは本当に自分に合うか合わないかがわからない。その上で店員さんに聞いてみても、通常業務が多すぎることや商品数が多すぎることでほとんど商品に対して把握できていないことや、パートアルバイトの方が店員のため答えも曖昧ということが経験としてあります。
肌質や体質は人によって色々であり化粧品や化粧水などはある程度自分に合った物を買わないと意味がないどころか逆効果の場合もあります。ワタシも経験として「洗顔料で顔を洗えばそれだけで顔がキレイになる!」と本気で思っていたことがつい数年前の話です。
洗顔⇒化粧水⇒乳液⇒クリーム
スキンケアの基本が解らない人も中には絶対に居るはずです。当サイトでもその辺は載せてあるので少し不安な人は見てください。
男性用化粧品の場合、いまでは購入方法もお店だけではなくECサイトつまりインターネットでの購入も当たりまえになってきています。本当に物がわかっているものやその日の内に使用したいものはお店に行って直接購入しないと間に合いませんが、男性用化粧品や化粧水、家具、クルマ、日用品などは最初にしっかり選んでおかないと後で後悔することが多いと思います。
なのでまずはじっくり下調べしてから購入することと、自分の体質がどうなのか?をまず見極めてそのうえで商品を選び、さらに本当に必要か否かを選択していく買い方がベストであり、それが可能になっている時代です。なので、まずは調べるのが先決です。
まとめ
男性用化粧品というと、嫌なイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実は普段使用している洗顔料や化粧水などもそれに分類されます。さらに他の人がそういうのを使い始めているなかで自分が使用していないと汚さが目立つ恐れもあります。清潔感は万人共通有効ですので、知識を増やしてみてください。